てんかんだと自転車に乗るのも危険

自転車に乗る人
日本においては自転車を乗る際の服装についての定めがありませんが、アメリカなどの他国においては未成年者はヘッドギアを着用することが義務付けられている場合もあります。頭を守るということは子供に限らず大人にとっても重要なことですが、特にふとしたことで自転車の運転中に転倒してしまったり、交通事故に遭ってしまったりしやすい子供の頭を守るということを社会的に義務付けているのです。日本においてもヘッドギアをつける人もいますが、その多くは身体に障害を負っている人や精神疾患を持っていて転倒のリスクが高い人達です。その精神疾患の一つとしてあげられるのがてんかんであり、発作が起こってしまうと身体がけいれんしてコントロールが効かなくなり、意識障害も起こってしまうことが多いために自転車に乗っていて突然転倒してしまうということが十分に考えられるのです。
その発作を予防するための治療薬としてカルバトールは広く用いられているものです。カルバトールを服用することによって神経活動を抑制することが可能であり、てんかんの発作が起こりにくくしたり、起こっても改善することができたりするのがカルバトールの効果です。しかし、カルバトールによって神経活動のレベルが低下していると集中力や注意力が低下し、睡魔に襲われる場合もあることから運転は避けるように指示されているのが一般的です。そのため、ヘッドギアをつけていても自転車に乗ることに反対する人も多いのが現状です。本人のリスクだけでなく、交通事故による周囲へのリスクも高まってしまうというのがこういった反対の考え方を持つ人達の意見であり、てんかん患者の自由意志の尊重とのバランスが必要になっています。