カルバトール

カルバトールはてんかん発作に用いられる薬ですが、他の医薬品との併用に注意が必要です。もちろん、この薬に限らずどんな薬でも他の薬との併用には注意が必要なのですが、カルバトールは特に注意が必要なものの一つです。なぜそんなことになるのかを理解するには、薬の代謝について知る必要があります。
一般的に服用後、体内に吸収された薬は血液循環に乗って全身をめぐります。そして目的の臓器、組織で効果を発揮します。代謝とはこの後です。効果を発揮したとはいえ、基本的に薬は体にとって異物です。体は異物を排除しようとします。その第一歩は多くの場合肝臓で行われます。肝臓の酵素により薬を別の形に変え、効果を無くしたり排泄しやすくしようとするのです。これを代謝と言います。カルバトールの場合、代謝は主にCYP3A4と呼ばれる酵素によって行われます。
従って、もし同じくCYP3A4で代謝される別の薬と併用した場合、酵素の取り合いになります。どちらの薬も代謝が遅れて思った以上に血液中に留まることになり、副作用が出やすくなったりします。あるいは薬によっては、自身は別の酵素で代謝されるけれども、CYP3A4の働きを阻害するものもあります。こういう薬と併用するとカルバトールだけがうまく代謝されないことになります。
どうでしょうか。そんな難しいことがあるのか、なかなか大変だと思われるかもしれません。その通りですが、実はこの程度のことは医薬品ではごく当たり前で、冒頭に述べたとくに注意が必要というのはまだ話の続きがあるのです。それは、カルバトールはなんとCYP3A4を新たに作り出すのを促進する働きもあるのです。CYP3A4で代謝される別の薬と併用した場合、その薬は代謝が遅れるのか促進されるのか、実際どちらも起こり得るという事例が報告されています。自己判断での併用はせず、医師に相談しましょう。

カルバトール使用の注意点

注意する医師 カルバトールはカルバマゼピンを有効成分にしたテグレトールのジェネリック医薬品のため、抗てんかん薬として使用され、基本的な効果効能は同じものとなります。同様に使用する際の注意点も同じことが言えるため、飲み合わせや既往症によっては使用できない場合もあります。

医師の指示に従う

特に抗てんかん薬は自己判断で増減したり減薬、断薬をすると重大なてんかん発作を起こすこともあるため、医師の指導に従って正しく使用する必要がある処方薬です。慎重になって投与することになるので、添付文書に記載された注意事項を良く読んで、できれば医師と相談しながら服用していくのが良い方法と言えます。

躁鬱病の予防にも

カルバマゼピンは脳の興奮を静める精神安定作用があることから、躁病や躁鬱病の予防にも利用できますが、三環系抗うつ薬に対する過敏症状がある人は使用が禁止されます。副作用として血液障害が起こる危険性があるので、重篤な血液障害のある人は利用できません。また、重い房室ブロックや高度の徐脈(50拍/分未満)のある人も、生命の危険にさらされる可能性があるため利用できなくなっています。

食べ合わせ、飲み合わせにも注意

また、関係ないようにも思えるグレープフルーツなどの柑橘系のジュースと一緒に飲むと血中濃度が上昇して副作用が出やすくなるので注意しなくてはいけません。セイヨウオトギリソウなどの健康食品はカルバトールの作用を弱める可能性があるので、同時に使用するのは控えたほうが良いでしょう。また、肝腎障害のある人は、代謝の問題で慎重に服用する必要があるため、医師に相談しながら使用していくことになります。使用中に副作用が起こった場合は、服用を中止するとてんかん重積状態があらわれることがあるがあるので、簡単には中止せずに、すぐにかかりつけの医師に相談するようにしましょう。

カルバトールはジェネリックなので個人輸入で入手

個人輸入で購入する人 カルバトールはてんかんや精神病による発作を抑える薬になります。この薬はジェネリック医薬品ということもあり、病院で処方してもらう際にほかの薬よりも値段が安いということがあります。しかしジェネリック医薬品は個人輸入でも購入できるということを知っているでしょうか?個人輸入で購入するという場合は、ネットでまとまって販売されているということが多いので5千円前後を目安にしてもらいたいです。このメリットはまとまって薬を購入できるということと病院で受診する手間が省けるという点になります。

個人輸入のデメリット

個人輸入で購入するにはデメリットもあって、病院で受診しないから自分の体質に本当に合った薬であるかということが分かりません。カルバトールは自分の判断で飲むのをやめたりしてしまうと危険な状態になるということが通販サイトの注意書きにもされています。なのでもし自分に服用するというような目的で購入する際には一度病院で受診して相談してからということは必須になってくるのです。

自己責任で購入

また副作用の中には日常生活に支障をもたらしてしまうようなものもあります。万が一の時のために持っておくというならばいいかもしれませんが、自己判断で購入するというのはあまりおすすめできない医薬品になります。最近では、ジェネリック医薬品もネット上で売られているというものが増えてきました。ネットで商品を買うというのは便利かもしれませんが、自分の判断で買ってしまうと副作用で後々大変なことになってしまうというようなこともあります。もし、購入を考えていて迷っているというような際には、一度病院で受診してみるといいでしょう。特に精神を落ち着かせる薬には副作用が強いものがありますので注意してください。もしよかったら、是非参考にしてみてください。

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